【記 録】
（２月２２日）
ワンゲルの先輩が雪洞泊に一緒に行ってくれることになった。土合山ノ家で先輩をピックアップし、ロープウェイで天神平へ。ところどころ踏みぬきながら、踏み跡を辿っていくと、あっという間に熊穴沢避難小屋へ。小屋の扉は開かなかった。
西側斜面に雪洞を掘ることにする。プローブを刺すと、積雪は3m以上。竪穴を掘って、横穴を掘ったら、L字型に掘り進む。掘る人とツエルトで雪を運ぶ人、交代しながら約2時間。ようやく二人横になれる雪洞が完成する。スコップで物置台を作り、スコップの柄で天井に喚気抗を開ける。
身体が冷えたけれど、夕飯を食べたら温まってきた。ろうそくの灯りと灯油バーナーの燃える音がいい。シュラフに入れば暖かく、熟睡。外では風が鳴っていたが、雪洞の中は本当に静かだった。
（２月２３日）
曇りで展望はきかないが、山頂を目指す。土曜日の天気がよかったためか、稜線上は踏み跡だらけ。
山頂で写真を撮り、下山。途中、一瞬だけ雲が晴れて周りの山が見えた。
雪洞に残した荷物を回収し、一投足でロープウェイ駅へ。
初めての雪洞泊は先輩のお陰で大成功。先輩がいないと、作るのは難しかった。少し慣れたので、次は大丈夫かな。先輩に感謝！
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